この度、2024年度の香川県文化芸術選奨を受賞いたしました。
大変ありがたい事と存じます。
今日私がものを作れるようになったのは漆芸研究所のおかげですので、その香川県からいただく賞はやはりとても嬉しいです。
かれこれ漆芸をはじめて17年たちましたが学びの終わりは見えそうにありません、、、
香川の漆芸技法はとにかく重く、テクニックも難しいし、工程数も多い。
締切から逆算しスケジュールをたてて精度高くテンションを保ち続けるのは至難の業です。
伝統工芸はアートではなく、技と表現の両輪が必要であり、それはまるで天秤のように調和を狙わなければならないものです。
別にどっちに傾いたっていいんだけど、やはり優れた作家は豊かで鮮やかな表現と高度な技を併せ持っているといつも感じます。
綺麗なものを見るというのは時に努力であったりもするし、そうではない些末なものも知るからこそ本当の美しさを表現できる、したくなるのではないかな、、、。
清濁合わせ呑むは難しいですが、心掛けていきたいと思います。
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来週は授賞式で久しぶりの高松へ。
自身を成長させ、活かせる場所をこれからも探り続けていきたいと思います。
ありがとうございました。
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